第12回テストゼミ補足

今日もお疲れさまでした。いよいよ冬期講習が近づいてきましたが、気を引き締めて引き続き頑張っていきましょう✌︎ さて、第12回テストゼミの補足です。テストゼミでは分量を多くすると解説が細部までしきれないのが悩ましいですね、、、説明が切れてしまった分はノートに付け足しておいてください。予習前提の冬期講習では、テキストの問題が終わらないということはないのでご安心を(笑)

・文章全体の論理関係

第1パラグラフ

「西洋文化(特にアメリカ文化)によって脆弱な文化は飲み込まれ、世界の文化は均質化されていく」

第2パラグラフ

「文化の均質化は先進国内部においても見られる(マクドナルド化)」

マクドナルド化は"表面上は"合理的に見えるが、数多くの深刻な問題(a number of serious problems)が存在する

↓具体化

低い栄養価・心臓病・糖尿病・ガン・青少年の肥満

Moreover(追加・列挙)

マクドナルド化による非人間的画一化   

ここら辺の部分が(5)の根拠・(6)は筆者はマクドナルド化を否定的にとらえているので、rationalという単語を使ったのは「皮肉」を込めたものだと分かる。

第3パラグラフ

「マックワールド・文化帝国主義が世界の人々の多様性を奪い、面白みのない単一な市場へと変えてしまう」

↓例示

音楽・ビデオ・劇場・映画館・本・テーマパークなど=アメリカからの輸出品

(8)aは文章全体で述べられているアメリカ文化のひろがりによる世界文化の均質化について。bは第3パラグラフ4行目「〜transforming the world’s diverse population into a blandly uniform market.」を「〜reduce people everywhere to consumer in the same market.」とtransform A into Bをreduce A to Bと言い換えて、人々から多様性が失われ単一な市場の消費者となってしまうという、文章全体に主題を反映したもの。なお、reduceはもともとは「減らす」という意味なので、reduce A to Bは「Aから何かが減った結果Bに変わる」というニュアンスを持ちます。c「イスラムのナショナリズムや排他主義に対する西洋の反応」は本文に記述なし。dは第3パラグラフ6行目「〜driven by expansionist commercial interest.」の言い換えですね。

文章全体の主題は、

「グローバル化により、国家間そして国家の内部でも人々の文化の多様性が失われ、均質化されていく。」というものでした。背景知識があるとだいぶ読みやすい文章でしたね。今回解説した、グローバリズムvsナショナリズムの構図は時事問題としても重要ですし、英語や現代文・小論文でもここ最近の超頻出テーマですので、確実に理解しておきましょう!


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