<2019年度夏期講習>第4期終了

第4期『英語入試実践(長文読解)』を受講していただいたみなさん、五日間お疲れ様でした。五日間で、英文の論理構造を把握するとはどういうことか?ということを実感していただけたかと思います。復習については、テキストの該当欄や講義中に説明したとおりに行うようにしてください。講義を受けるだけではなく、講義後の復習が成績アップにつながります。丁寧に行うようにしてください。

・8月中の英語学習について

夏期講習の英文読解講座は「論理的読解力」を養うことを目的としていますが、これは秋以降に、語彙・文法・精読(文構造理解)という英語基礎力を土台として本格的に行っていくものです。その導入段階を夏期講習講座で行うのですが、「論理的読解力」を鍛える前段階となる英語基礎力の完成が8月の英語学習の中心となります。具体的には、語彙力・文法力をもとに一文を文構造を把握して精読を行うことです。故に、発展的な長文の多読を行うよりも、まずは基礎的な事項の確認と、文構造理解・精読ベースで短い文を正確に読み解くことを中心に学習しましょう。現段階で全統模試等で偏差値70を超えているレベルの人は、長文の多読を夏段階から始めてもいいと思いますが、そうでないならばまずは基礎力を完成させたほうが、秋以降の伸びにつながります。長文を読むのが遅い・読めないという焦りから、むやみやたらに長文問題集をやっても意味がありません。なぜ読めないのか?を分析しましょう。分析してみると、それは語彙や文法・文構造理解等の基礎力段階に問題があることが殆どです。基礎ができていなければいくら多読したところで自己満足に終わってしまいます。特に夏は、SV構造や品詞・文法知識を徹底的に考え、多少難しい文でも辞書を使い、時間をかけて読めば読み解ける、という精読の完成を第一に考えてください。精読用の教材については、記事にしたのでそれを参考にしてください。逆説的ですが、文を速く正確に読み解くためには、まずは時間をかけてじっくりと考えることから始めなければいけません。実力がつき、成績が上がっていく唯一の方法は、「正しい努力」×「時間」です。つまり、行っている努力が「正しい」ものでなければ、いくら時間をかけても成績は向上しません。0に何をかけても0にしかなりませんよね?焦りや目先のことから、誤った努力をしないように、8月の学習を有意義なものにしていきましょう。この夏での基礎力の完成が、秋以降の飛躍をもたらします。基礎力の完成までは英語は地味でつまらなく、しんどいと感じるかもしれませんが、完成した先にあるのは「思考力」・「表現力」を養う楽しいものばかりです。みなさんにもその楽しさを実感してもらい、英語を好きになり、成績アップにつなげていってほしいです。それでは、引き続き頑張っていきましょう!

(Y)our Learning Methods

担当講座の大学受験英語・民間英語試験に関する学習法を提供