秋にオススメ!英語長文多読用問題集

こんにちは。さて、今回は英語長文の多読用のオススメ問題集を紹介したいと思います。英文読解講義で解説する英文の読み方を理解することは非常に重要ですが、講義で説明された内容を自分でも練習しなければ、実際に習得することはできません。紹介する内容を参考にして自らに適した問題集をうまく活用してください。

①『入門英語長文問題精講』(旺文社)


オススメ度:★★★★★

【内容】全文の文構造の説明が載っており、内容的にも論理力を鍛えるのに適した英文が多く使われているので、英文読解の基礎固めに使えます。


②『基礎英語長文問題精講』(旺文社)


オススメ度:★★★★☆

【内容】少し古めの問題集です。「基礎」とついていますが、今の時代ではハイレベルの部類に入ります。全部で合計40題の問題+類題がついているので、長文の数をこなせる問題集です。掲載されている英文も良質なものが多いですが、設問の趣旨や和訳・解説等に微妙な点もあります、、、しかし、たくさんの長文を練習できるというメリットは大きいので取り組むことをオススメします。解説がよくわからない時は遠慮なく質問してください。


③『頻出問題集の決定版!出る!出た!英語長文』シリーズ(河合出版)


オススメ度:★★★★★

【内容】初級編〜上級編まであります。個人的に最近の長文問題集の中では一番の推しです。まず、掲載されている英文と設問の質が高いことやレイアウトの見やすさ、復習のしやすさなどに加えて、全文の文構造が掲載されています。文構造が解説されておらず、全訳に丸投げの問題集が多い中で非常に信頼出来る一冊です。解説もコンパクトにまとまっており、オススメです。読解に苦手意識がある人は初級・中級を、得意な人や難関大を目指す人は中級・上級で練習すると良いでしょう。


④『全レベル問題集英語長文』シリーズ(旺文社)


オススメ度:★★★★☆

【内容】全部で6段階にレベル分けがなされてるので、自分にあった難易度のものを選ぶことができます。掲載問題数は少ないですが、読みやすいレイアウトと丁寧な解説で復習しやすい問題集です。各パラグラフの論理展開もまとめられています。


⑤『合格へ導く英語長文Rise読解演習』シリーズ(Z会)

オススメ度:★★★★☆

【内容】全部で4段階のレベル分けがされています。掲載されている英文の質が高いことと、各パラグラフの論理展開が解説されているので、参考になります。


⑥『やっておきたい英語長文』シリーズ(河合出版)


オススメ度:★★☆☆☆

【内容】難易度と長文の長さによって、4段階のレベル分けがされています。掲載されている英文自体の質は高いものの、あまり細かな解説等がなく、全訳丸投げの解説がなされている点で自習に向きません。読む題材がなくなってきたら取り組む程度でよいでしょう。


いかがでしたか?上記の問題集はあくまで全てやれということではありません。①の『入門英語長文問題精講』と、②の『基礎英語長文精講』くらいは最低限取り組み、自分の理解度や好みに合わせて多読用の問題集を選んでください。長文を読むときはいつも言っているやり方(最初は辞書を極力用いず制限時間でテストのように解く、次に答えを見る前に辞書使用可・時間無制限でもう一度英文を読み設問を解く、このときにわからなかった語彙・文法・構文等は徹底的に調べて解決する、)で二通の答えを作るようにしてください。復習方はテキストに掲載されている講義と同じ方法で構いません。この「多読」を通じ読解の方法を身につけ、過去問に移行するわけですが、過去問を解くときにも先ほどの二通の答えを作る方法で行ってください。辞書や文法書使用可で時間無制限で解くことで、どうすれば問題を解くことができるのか?という自らの課題を発見し、それを克服することで学力がつきます。制限時間通りに解くことだけでは試験本番での実戦力は身につきますが、学力は向上しません。秋以降の英文読解はこの「多読」がメインになりますが、基礎事項の反復(特に単語帳など)は短い時間でもいいので毎日コツコツと取り組むようにしてください!それでは、「多読」を通じて揺るぎない読解力を身につけていきましょう!

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