今後のお知らせ・日程・補足等
夏期講習第6期の講座を受講された皆さん、お疲れさまでした。今年も甲子園シーズンですね。塾高の1回戦に行ってきました。去年一昨年とあと一歩で甲子園を逃した神奈川大会準決勝・決勝を見てきたので悲願の甲子園でしたが、昨日惜しくも、2回戦で高知商に負けてしまい、塾高の夏が終わってしまいました、、自分も悔しくて悲しくて精神が穏やかではありません(笑)アルプス席での「烈火」をもう一度聞きたかったです!選手たちの最後まで諦めない姿に心打たれましたが、勉強も同じです。まずは目の前の1日1日に打ち勝つことから、最後まで諦めない姿勢が重要です。さて、今回は今後の日程と、夏期講習第6期『英語入試実践(長文読解)』の講義の補足について書いていきます。
①通常授業『英語N(ハイレベル英文読解)』の後期開講日について
・前半クラス(月曜日のクラス)、9/3(月)〜
・後半クラス(金曜日のクラス)、8/31(金)〜
→夏期講習中は休講となっていた『英語N(ハイレベル英文読解)』が上記の日程から再開されます。前期は文構造理解が中心でしたが、後期からは長文の論理的読解が中心となります。夏休みの間に培ったことを土台に、大きく読解力を伸ばすことが狙いです。講義再開の初日では、これからの長文読解の勉強法・参考書・読み方について時間をとって詳しく説明していくので、とても重要になります。夏以降は一回一回の講義がつながっていくので、1度でも欠席してしまうと大きく今後の学習に支障が出ます。日程を必ず確認しておくようにしてください。
②夏期講習第6期『英語入試実践(長文読解)』について
・復習法
復習は基本的には、テキストに掲載されている通りの方法で行ってください。論理的に英文を読解するための「イロハ」を教えたので、講義中に説明されたことを復習だけでなく他の教材の自習を行うときにも意識的に取り入れてください。今のうちに英文の論理構造をつかむイメージを作っておき、9月以降の講義で論理的読解に磨きをかけていきましょう。
・講義の補足
Lesson5で説明した知識系の解説が時間の関係で駆け足になってしまったので、補足しておきます。まず、同格のthatと関係代名詞のthatの違いについて。
先行詞+that+完全な文→thatは同格
先行詞+that+不完全な文→thatは関係代名詞
参考書等では、thatの節内が完全な文ならば同格、thatの節内が不完全な文(S・Oなどに欠落がある)ならば関係代名詞と解説されています。この方法で違いを考えても問題ありませんが、そもそも同格のthatは結びつく名詞(先行詞)が決まっています。
*先行詞+that(同格)〜は、that節内が先行詞に対する具体的内容の説明になっている
ということをおさえましょう。つまり、先行詞の具体的な内容・中身がどんなものであるか?を説明するのが同格のthatです。故に、同格のthatと結びつく名詞は「思考・認知・感情・発言・事実・理由・可能性」など、内容があるものでなければいけません。
e.g.) The fact that he was married was surprising to us.
この文では、 The fact(事実)という名詞に対して、どんな事実なのか?→「彼が結婚していた」という事実、というように具体内容をthat節以下で説明しています。一方で、
e.g.) This is a desk that he used yesterday.
この文では、a desk(机)には内容も何もなく、that節以下は関係代名詞として「彼が昨日使った」机、というように机を修飾しているだけです。机の内容を表しているのではありませんよね。このように、that節の内部の完全・不完全を考える前に、先行詞は同格のthatと結びつくタイプの名詞なのか?をチェックすればいいわけです。
次に、単語の説明をした「statistic」についてです。statisticは「統計・(統計の結果得られた)統計値・数値」の意味で、可算名詞として用います。一方で、「統計」を概念的に捉え、「統計学」のような意味で使う場合は、staticticsとsをつけて表し、不可算名詞として用います。これはsが付いていますが、「教科・学問」として不可算名詞として判断されるので、単数名詞扱いをします。この他にも、mathematics「数学」や、politics「政治学」、physics「物理学」なども同様です。つまり、「統計・統計データ」の意味で複数形にする場合は、Statistics are〜と複数扱いするのに対し、「統計学」の意味の場合は、Statistics is〜と単数扱いするわけです。ややこしいですが、語法問題で出題されることもあるので注意しておきましょう。
それでは、夏期講習もあともう少しになりましたが、『現代文②』の講義を受講している人は、早めにテキストを受け取りじっくりと予習に取り組んでみてください。それでは、「同形反復」・「逆説展開」・「主張の裏付け」等、本講義で学んだ「論理」という武器を自分のものとし、使いこなせるように今後も頑張っていきましょう!
0コメント