夏期講習第5期終了
夏期講習第5期「英語難関入試ファイナル①」を受講していただいたみなさん、5日間お疲れさまでした。実家で飼っている猫が脱走したとの知らせがあり、心配していましたが無事確保されたようで安心しました。画像は、私の語学書の上で遊んでいる猫です。さて、本講義の効果的な復習法と8月中の英語の勉強についてシェアしたいと思います。
・講義の復習について
テキストに掲載されている復習の仕方を参考に行ってみてください。最も重要なのは、講義で解説されたことを踏まえて、初めから正しい論理でよめたかのように英文を再度読みながら、論理の流れ・読み方を確認することです。音読は一通りの復習が終わった後の「仕上げ」として行いましょう。明日からお盆休みです、授業がなく自由な勉強時間が多く取れると思うので、指示された方法での復習を行って見てください。
・8月中の英語学習について
夏期講習の英文読解講座は「論理的読解力」を養うことを目的としていますが、これは秋以降に、語彙・文法・文構造理解という英語基礎力を土台として本格的に行っていくものです。その導入段階を夏期講習講座で行うのですが、「論理的読解力」を鍛える前段階となるの英語基礎力の完成が8月の英語学習の中心となります。故に、発展的な長文の多読を行うよりも、まずは基礎的な事項の確認と、文構造理解・精読ベースで短い文を正確に読み解くことを中心に学習しましょう。現段階で全統模試等で偏差値70を超えているレベルの人は、長文の多読を夏段階から始めてもいいと思いますが、そうでないならばまずは基礎力を完成させたほうが、秋以降の伸びにつながります。長文を読むのが遅い・読めないという焦りから、むやみやたらに長文問題集をやっても意味がありません。なぜ読めないのか?を分析しましょう。分析してみると、それは語彙や文法・文構造理解等の基礎力段階に問題があることが殆どです。基礎ができていなければいくら多読したところで自己満足に終わってしまいます。特に夏は、SV構造や品詞・文法知識を徹底的に考え、多少難しい文でも辞書を使い、時間をかけて読めば読み解ける、という精読の完成を第一に考えてください。精読用の教材については、以前記事にしたのでそれを参考にしてください。逆説的ですが、文を速く正確に読み解くためには、まずは時間をかけてじっくりと考えることから始めなければいけません。実力がつき、成績が上がっていく唯一の方法は、「正しい努力」×「時間」です。つまり、行っている努力が「正しい」ものでなければ、いくら時間をかけても成績は向上しません。0に何をかけても0にしかなりませんよね?焦りや目先のことから、誤った努力をしないように、8月の学習を有意義なものにしていきましょう。この夏での基礎力の完成が、秋以降の飛躍をもたらします。基礎力の完成までは英語は地味でつまらなく、しんどいと感じるかもしれませんが、完成した先にあるのは「思考力」・「表現力」を養う楽しいものばかりです。みなさんにもその楽しさを実感してもらい、英語を好きになり、成績アップにつなげていってほしいです。それでは、お盆休みも勉強がんばってください。
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