夏期講習第1期終了

夏期講習第1期「英語入試演習B」を受講していただいたみなさん5日間お疲れさまでした。5日間の夏期講習1期を終え、私は3時キックオフのW杯準決勝ベルギーvsフランス絶賛待機中です。やっとおおっぴらにアザールのチェルシーユニで応援できます(笑)。ベルギーは街並みも綺麗で、料理も美味しくて、GODIVAも安くてまた行きたいです、、。ところで、フランスもベルギーも同じフランス語圏ですが、英語もフランス語の影響を多く受けている言語です。これは11Cのノルマン人(バイキング系フランス人)によるイングランド征服により、ウィリアム1世以降、一時期イングランドの公用語がフランス語となったためです。上流階級はフランス語、農民等は主に英語を使用していました。例えば、「豚肉」を表すpork、「牛肉」を表すbeef、「羊肉」を表すmuttonなど、「〜肉」を表す単語が動物それ自体を表す、pig、cow、sheepなどの単語と区別されるのは、上流階級のフランス語からきてるわけです。農民層は動物は狩猟の対象なので、「〜肉」とわざわざ区別しないという話も聞いたことがあります。また、finish、punish等の-ishで終わる語もフランス語からきています。英語は外来語や他の言語からの借用が多い言語ですからね!他にもラテン語語源やギリシア語語源などたくさんあります。日本語からの借用も結構あり、kaizen「改善」やkaroshi「過労死」は英語になっています。こういう知識に興味がある人は、大学で文学部等の「英語史」の授業があれば履修するといいと思います。なぜ三単現のsが付くのか、なぜchildの複数形はchildsではなく、childrenなのか、なぜ5W1HでHowだけHで始まるのか、なぜanとaを区別するのか、等々英語の素朴な疑問について色々知ることができます。話は変わって、身近なフランス語語源の単語と言えば、déjà-vu「デジャヴ・既視感」や、café au lait「カフェオレ」は英語でも日本語でも使われますが、déjàはフランス語で「既に」英語でいうとalreadyと同じ意味で、vuはvoir「〜を見る」、(英語で言うとseeに近い)の過去分詞で「既に見た」という意味になっています。カフェオレも、caféが「コーヒー」、auは英語のatやinに近い前置詞のàと、男性形単数定冠詞le(英語で言うとtheに近い)が合体して、à+leでauとなっています。laitは「牛乳」ですね。従って、牛乳が入っているコーヒーのことをcafé au laitというのです(フランス語で文末のtは読まれない!)。いやあ、どうでもいい雑談が過ぎましたが、こういう身近な疑問が外国語を学ぶことで理解できるのは面白いですよね。楽しいと感じることが成績アップの秘訣です。英語を学んで、他の言語についても学ぶと得られることがたくさんあります。雑談は置いといて、本講座のオススメの復習法を紹介しておきます。

★「英語入試演習B」オススメの復習法

①前置詞・時制の徹底理解:講義で説明されたことをノートを見て思い出しながら、ひとつひとつの前置詞や時制のイメージについて、人に説明出来るくらいまでしっかりと見直す。前置詞については、プリントに載っている例文以外も文法書等を参考に読み込んで、どんどんイメージを広げていってください。時制は、自分で即座に使いこなせるかということを意識すると良いでしょう。

②正誤問題の攻略:正誤問題は今回教えた視点に加えて、「慣れ」がかかせません。様々な問題にチャレンジし、その度にメモを残しておくことが重要です。

③整序・作文の攻略:英作文は、私大志望の生徒もこの夏にたくさん取り組んでほしいです。なぜなら、文法の応用知識をつけるのに持ってこないなのが英作文だからです。英作文を書いてみることで、実際に自分が理解が曖昧であった事項が発見できたり、書けない・知らなかった事項を文法書等で調べ、弱点の補修を行うことができます。英作文が自分でできるようになれば、整序も正誤問題も得点up間違いなしです。ある程度、文法が固まってきた生徒は、4択問題だけでなく、英作文で応用力をつけましょう!英作文で文法力に磨きをかける方法、オススメです。英作文に関しては、またいずれ記事にします。

④会話問題の攻略:会話問題で狙われる「視点」を確認し、なんとなく解くことをやめ、客観的かつ解答根拠を明らかにするクセをつけましょう。ネクステレベルの会話表現はおさえておくこと!

⑤論理的英文読解導入編:テキスト掲載の方法で復習を行ってください。論理的に英文を読解するとはどういうことか?というイメージがついたと思うので、今後の夏期講習講座や2学期以降の英文読解の講座で、磨きをかけていきましょう。今までと違う読む視点を実感してください!

なんども言う通り、予習・講義・復習全てきちんと行ってこそ、真の実力をつけることができます。講義が終わってそのままにしては、意味がありません。講義が終わった後が本当の勝負です。五日間で教えたことを全て吸収し、自分のものにしてください!何か不明な点があれば、いつでもお尋ねください。それでは、おやすみなさい(寝ないけど)。

(Y)our Learning Methods

担当講座の大学受験英語・民間英語試験に関する学習法を提供